粟嶋堂とは
今から約六百年前、室町時代に開山した宗徳寺。
境内には女性を守護する粟嶋大明神「あわしまさん」をお祀りした粟嶋堂があります。
粟嶋堂のご由緒
粟嶋堂は西山浄土宗に属する宗徳寺境内のお堂です。昔より「あわしまさん」と呼ばれ、親しまれてきました。宗徳寺は応永年間(1394〜1427)に行阿上人がこの地に開山し、ご本尊は阿弥陀如来です。粟嶋堂は宝徳年間(今から約600年前)に南慶和尚が紀伊の国、淡島にて虚空蔵菩薩像を感得せられて上洛の途上、俄かにこの辺りで重くなったのを、ご神意として鎮守・粟嶋明神をお祀りしたのが始まりといいます。
江戸時代には粟嶋明神の霊験は広く伝わり、孝明天皇、光格天皇は度々ご代参され、歴代の后妃も篤くご信仰されました。また俳人の与謝蕪村や文人画家の富岡鉄斎も当堂にお参りし、今もその足跡を残しています。
神さまと仏さま
宗徳寺本尊
- 阿弥陀如来
- 水子地蔵菩薩
粟嶋堂鎮守
粟嶋大明神
- 本地佛
- 虚空蔵菩薩
- 垂 迹
- 少彦名命
咲分稲荷大明神
青面金剛
賓頭盧尊者
粟嶋堂の主な年中行事
境内散歩